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2011年5月22日 (日)

日本の方向性

毎日帰宅するとテレビでは福島原発の話題が中心となって、日常に起きている事件や事故の印象が薄れてしまうような気がする。それがいま自分たちが置かれている状況だと思うと、自分が仕事しているラジオの世界やエンタメの世界がなんだか外に追いやられているような、そんな錯覚にも陥る。でもそれは実は錯覚ではなく、現実になりつつあるとすれば、また一つ文化を失ってしまうのだろうか。

私もゆかりがある仙台。その仙台出身の哲学者・梅原猛さんは原発の事故を「文明災」と位置し、「復興を通じて新文明を築き世界の模範に」と語っているとあるステーションの上層部の方から聞かされ、早速記事を読んでみた。

原発についての考え方は人それぞれで、地元の方にしてみれば誘致に対して見返りや恩恵に授かるものもあって、これまでのことを振り返ってみると企業に対しても猛烈な批判をするわけにはいかない、という考え方もある。大変複雑な心境であろう。でもその認識のほとんどが今回の事で間違っていたことに気がつき、今後の文明の再発展に今回の事故の結果を反芻し、生かすことが重要でしょう。

福島の原発においてはすでにあきらめなくてはならないことがたくさんあると感じる。つまり、いち早く新しい生活を確保するための支援を国も、政治家も実業家も進めなくてはならないはずなのだが・・・そんな方向に向いていないのが少々残念だ。

たくさんの方が原発に関心を持ってみるきっかけになったはず。私も含め

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